【コラム】公認会計士と税理士の違い
2019/01/22
【公認会計士と税理士の違い】
最近お会いする方によく聞かれることがあります。
それは、
「公認会計士と税理士はどう違うの?」
「公認会計士と税理士って似たようなものでしょ?」
といったことです。
結論から言うと、似ているようで全く異なる資格です!
公認会計士は文字通り「会計」の専門家です。
税理士は皆さんご存知の通り「税金」の専門家です。
公認会計士と税理士は専門分野が異なるので、勉強してきた内容や経験は当然に違います。
ただ、「会計」と「税金」というのは切っても切り離せないものなので、公認会計士も最低限の「税金」の知識は持っていますし、税理士も最低限の「会計」の知識は持っています。試験範囲にも両者ともそれぞれの内容が含まれていますので、一見似たような資格に思われることが多いのかなと思います。
あと、公認会計士資格を取れば税理士登録ができるため(ちなみにあまり知られていませんが弁護士も税理士登録ができます。)、公認会計士で独立している人はほとんどが税理士登録もして税務業務を行っているので、一般的には似たような資格だと思われているのかなと思います。
ただ、同じような仕事をしていても、専門分野が明確に異なるので、当然に得意不得意は資格や経験によって異なります。
公認会計士と税理士の違いはざっとこんな感じでしょうか(あくまで個人的見解ですが)↓
当然、公認会計士でも税理士事務所での勤務経験がある方は税務に詳しい方もいらっしゃいますし、税理士でも会計コンサルティングファームや監査法人系の税理士法人での勤務経験がある方は会計に詳しい方もいらっしゃいます。
「要は、独立するまでにどんな経歴を積んできているかが実際は重要なんです」
なので、専門家を選ぶ際は「経歴」をまず確認することをお勧めします。
公認会計士で税理士事務所の勤務経験がない場合や、税理士で会計系の会社や監査法人系の税理士法人での勤務経験がない場合は、おそらく上記の「得意分野」と「不得意分野」は大きく外れることはないので、ニーズに応じて専門家を選ばれた方がいいと思います。
なぜそんなことが言えるのか?
それは、
ディレクションの代表者2名とも公認会計士として監査法人で、税理士として中堅税理士法人と監査法人系の大手税理士法人での勤務経験があるからです。
その勤務経験から、実際に働いている人たちを見てきましたので、勤務経験に基づく長所と短所はまぁ大きく外れていないと思います(中には幅広い知識を持ったすごい人がいますがまぁかなり少数です。)。
実は税理士でも中堅税理士法人と監査法人系の大手税理士法人では業務内容は全く異なりますがこのあたりはまた後日コラムで書きたいと思います。